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連の名前については、誰が「奴連」と命名をしたのかよく分かっていません。
奴連のうまれた昭和25年に当時のメンバーが名付けたものと思われます。そこで、なぜ「奴連」なのかと言ったことになるのですが、何しろ50年以上も前のことなので想像が80%カンが20%ぐらいの曖昧なものになりますが考えたいと思います。
「奴連」と「やっこ連」当然のことながら違いがあります。「奴連」は漢字であり、言葉に意味を持っています。当時の人が何を願い、どのような連を目指し「奴連」と名付けたのかを考えました。
まず、「奴」の意味について調べてみました。(gooの国語辞典:大辞林を検索しました。)
(1)下僕。召使い。しもべ。家来。
(2)目下の者を卑しめて呼ぶ語。やつ。
(3)「奴豆腐(やっこどうふ)」の略。
(4)「奴凧(やっこだこ)」の略。
(5)近世、武家の奴
槍・挟み箱などを持って行列の供先を勤めた。中元(ちゅうげん)。
(6)近世初期の侠客。男伊達(おことだて)。旗本奴と町奴があった。
(7)遊女が町奴の風をまねること。また、その遊女。
まだいくらかありますが、「奴連」とは、関係なさそうなので省略しました。
はたして、この中に「奴連」の「奴」は、あるのだろうか。まさか奴豆腐ではないだろう。
単純に奴凧か?大空を自由に舞う奴凧、奴連のイメージとしては悪くない。
阿波踊りの連の中には、殿様もあるし、大名もある。したがってここは、家来か。日常の雑用係との解釈で正解か。?
旗本奴と町奴は、乱暴者のイメージが強く、「奴連」にはなじまない。遊女は論外です。
しっくりしたものがないため再度、大辞林を検索しました。
やっこ[奴・臣][「家っ子」の意]-(名)
この内に良いと思われるのが一つありました。
(3)ある物事に執着して心身の自由を奪われることをたとえていう。とりこ。「ますらをの聡き心も今はなし恋の_に我(あれ)は死ぬべし」阿波踊りがなくては、1日が始まらない。人生即ち阿波踊り、といったふうに阿波踊りの「とりこ」になってしまっている人の集まり。=奴連(本当はこれでは困るのですが連の名前の意味としては適当でないでしょうか。
次に、最有力説になるかも分かりませんが、ぶんぶんの古いアルバムに奴踊りをしている写真を発見してしまいました。このことから奴凧も先ほど書きましたとおり、大空高く自由に舞う様子は、奴連のイメージにはピッタリであります。奴連の名前の由来としては、とりこ 奴凧が適当であろうという結論であります。(最後まで辛抱して読んでくれてありがとう。タイコ)
![]() ブンブンの古いアルバムから見つかった奴連の奴踊りの様子
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