(好評につきシリーズでお送りします。 勿論ノンフィクションです。)

 リノサマ連長の有名連のホームページと肩を並べたいという見栄と、タイコのホームページソフトの衝動買いで始まった奴連のホームページ「絶対できる、誰にでもできる、解説書付き」ソフトの宣伝文句のとおり、パソコン初心者のタイコにも、いろいろなホームページのサンプルがあって、似たようなサークルのホームページのタイトルを奴連に変えるだけでそれなりに、まあまあの奴連ホームページができました。「これは、リノサマ連長よろこぶなあ。」さっそく見せてあげようと電話連絡をしました。ブンブン相談役にも連絡しました。

 「ええんができたなあ。ありがとう。」こないに、二人とも言うだろう思っていましたが言いません。ちょっと気にいらんようです。おかあちゃんもコーヒーのサービスしたのに何が気にいらんのだろう。
 リノサマ連長が言うには、「奴の文字が大きく、字体もハッピのような字にならんで。」ブンブン相談役も、「文字とバックの色のバランスが悪いなあ。文字に陰をつけたらやわらかになるんとちゃうで。」
タイコもこれには少々当てがはずれ、気分も害していたがこれは顔に出さず(おもいっきり出ていたかもしれませんが「このソフトは、そんな機能ついとらんようやな。できんでよ。」とやんわり断りました。

 「おかしいなあ。フォントの切り替えはできるはずやけんどなあ。」「バックの色は、昔のハッピの色がええなあ。」「無理でよ。このソフトは、見本にほんなん載ってないしな。」知らんもんと、分からんもんの、こんなやりとりが何回かあった後、リノサマ連長が「そのボタンクリックしたらどないなるん?」
 リノサマ連長の鋭い指摘に、その場は一瞬緊張に包まれた。どうなるんでしょうねえ。
以下次号